2022/05/12
HPVワクチンのキャッチアップ接種を始めました
令和3年12月28日厚生労働省の通知により、HPVワクチンの積極的な勧奨の差控えにより接種機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保する観点から、積極的な勧奨を差し控えている間に定期接種の対象であった女子を対象に、キャッチアップ接種を行うこととなりました。対象者の方で接種を希望される場合は、ご予約をお願いいたします。
HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)<キャッチアップ接種>について
キャッチアップ接種とは
平成25年(2013年)から令和3年(2021年)まで厚生労働省がHPVワクチン接種に対する積極的勧奨を差し控えていたため、本来はその期間中に定期接種の対象であった方々でワクチン接種の機会を逃した方が大勢いらっしゃいます。
こうした方々に公平な接種機会を提供するために、時限的に従来の対象年齢を超えて接種を行うこと(=キャッチアップ接種)となりました。
こうした方々に公平な接種機会を提供するために、時限的に従来の対象年齢を超えて接種を行うこと(=キャッチアップ接種)となりました。
対象となる方
この2つの条件を満たす方が対象となります。
*このほか、平成18・19年度生まれの方は、通常の接種対象 (小学校6年生から高校1年生相当)の年齢を超えても、令和7年(2025年) 3月末まで接種できます。
⇒平成18年4月2日から平成19年4月1日までに生まれた女子の方
令和4年度:通常の定期接種期間
令和5年度:キャッチアップ接種期間
令和6年度:キャッチアップ接種期間(令和7年3月31日まで接種可能)
⇒平成19年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた女子の方
令和4年度:通常の定期接種期間
令和5年度:通常の定期接種期間
令和6年度:キャッチアップ接種期間
*HPVワクチンは合計3回接種しますので、過去に1回のみ接種した方は残り2回、2回接種したことがある方は残り1回の接種を公費で受けることができます。(過去に接種した時期やワクチンの種類などの情報)については、母子健康手帳などでご確認ください。
*福岡市では令和4年4月1日時点で福岡市に住民登録がある対象者の方に令和4年4月中旬頃ご案内と予診票が送付されております。
① 平成9年(1997年)4月2日~平成18年(2006年)4月1日生まれまでの女性 (令和4年度に17~25歳になる方) |
② 過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない方 |
*このほか、平成18・19年度生まれの方は、通常の接種対象 (小学校6年生から高校1年生相当)の年齢を超えても、令和7年(2025年) 3月末まで接種できます。
⇒平成18年4月2日から平成19年4月1日までに生まれた女子の方
令和4年度:通常の定期接種期間
令和5年度:キャッチアップ接種期間
令和6年度:キャッチアップ接種期間(令和7年3月31日まで接種可能)
⇒平成19年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた女子の方
令和4年度:通常の定期接種期間
令和5年度:通常の定期接種期間
令和6年度:キャッチアップ接種期間
*HPVワクチンは合計3回接種しますので、過去に1回のみ接種した方は残り2回、2回接種したことがある方は残り1回の接種を公費で受けることができます。(過去に接種した時期やワクチンの種類などの情報)については、母子健康手帳などでご確認ください。
*福岡市では令和4年4月1日時点で福岡市に住民登録がある対象者の方に令和4年4月中旬頃ご案内と予診票が送付されております。
接種可能な時期
上記の対象の方は、令和4年(2022年)4月~令和7年(2025年)3月の3年間、公費で接種できます。
3回の接種は1年以内に終えることが望ましいので、3年間という十分な期間が設けられていますが、希望される方はなるべく早く接種しましょう。
3回の接種は1年以内に終えることが望ましいので、3年間という十分な期間が設けられていますが、希望される方はなるべく早く接種しましょう。
接種するワクチンの種類とスケジュール
公費で接種できるHPVワクチンは2種類 (2価ワクチンのサーバリックスと4価ワクチンのガーダシル)あります。決められた間隔をあけて同じワクチンを合計3回接種します。
*現在公費で接種できるのはこの2種類です。9価ワクチン(シルガード)は現時点では公費接種の対象ではありません。
*1回目、2回目に気になる症状が現れた場合は、以降の接種をやめることができます。
*現在公費で接種できるのはこの2種類です。9価ワクチン(シルガード)は現時点では公費接種の対象ではありません。
*1回目、2回目に気になる症状が現れた場合は、以降の接種をやめることができます。
HPVワクチンの効果
HPVワクチンは、HPVの感染を予防しますので、HPVが原因とされる子宮頸がんやその前がん状態である子宮頸部異形成を予防する効果があることが分かっています。公費で受けられるHPVワクチンは、子宮頚がんの原因の約70%を防ぐといわれています。
▶ 定期接種の対象年齢(高校1年生相当まで)を過ぎても接種の効果はありますか?
16歳頃までに接種するのが最も効果が高いといわれますが、それ以上の年齢で接種してもある程度の有効性があることが国内外の研究でわかっています。(20歳頃の初回接種まではある程度有効性が保たれることや、性交経験がない場合はそれ以上の年齢についても一定程度の有効性があることがわかっています)また、定期接種の対象年齢を過ぎてからの接種について、明らかな安全性の懸念は示されていません。