検査・機器のご案内
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CT検査とは…
X線によって体の断面を撮影し、コンピュータ処理することにより、身体の内部を様々な角度から観察することができます。
それにより、病気の早期発見や治療効果判定ができます。検査時間は5~10分程度です。
必要に応じて、造影CT検査を行うことがあります。
造影CT検査では、検査の前に造影剤についての説明・既往の確認などを行うため、前もって来院していただく必要があります。
当院では、ヨードアレルギーの方、糖尿病のお薬を服用している方の造影CT検査は行っていません。
注意事項
- 妊娠中・妊娠の可能性がある方は受診できません
- 検査部位に金属類がある場合、取り外していただくか着替えていただく場合があります
- 検査部位に精密機器・着脱できない金属がある方はお申し出ください
- 腹部CT検査を受診する際は4時間ほど食事を摂らずに来院してください
- 大腸CTでは事前に説明が必要です。食事制限・前処置が必要です
検査の種類
肺がんCT
肺がんCTは通常の胸部CT撮影に比べて低線量で検査を行いますが、肺の病変の有無は十分に判断可能です。肺がん以外の呼吸器疾患や肺以外の病気が見つかることもあります。
COPDスコアリング(肺気腫)検査
内臓脂肪CT
脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪があり、内臓脂肪面積から内臓脂肪の過剰な蓄積の有無を判定します。
男女ともに内臓脂肪面積100cm2以上を内臓脂肪型肥満としています。
内臓脂肪型肥満に加え、「高血圧」「高血糖」「脂質異常」の2つ以上を伴った状態を内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)といいます。
内臓脂肪症候群は高血圧や高脂血症などを招き、動脈硬化を進めて心筋梗塞や脳卒中などを起こす要因になります。
おへその高さで撮影をしますので、下着やズボンのゴム等がおへそにかからないように少し下げて検査を行います。
冠動脈石灰化スコアリングCT
心臓を栄養する動脈である冠動脈の石灰化を測定する検査です。
冠動脈の石灰化とは、血管の壁にコレステロールを主成分とする塊であるプラークが付着し、このプラークに血液中のカルシウムが沈着して石灰に変化したものを言います。
造影剤を使用せずに心電図同期で撮影を行うため、造影剤使用できない方でも検査できます。撮影したデータをもとにアプリケーションを用いて冠動脈石灰化の点数付け(カルシウムスコアリング)を行います。
カルシウムスコアの数値が高いほど、心筋梗塞や心疾患のリスクが高まります。自身の冠動脈の状態を確認し、生活習慣を改善することで石灰化の進行を抑制することが可能です。
大腸CT
撮影された画像を専用の解析ソフトでコンピュータ処理し、通常のCT画像に内視鏡検査の様な画像や仮想大腸X線像またこれらを組み合わせた像など多様な画像が得られます。多くの情報を基に大腸ポリープや腫瘍の診断を目的としています。
内視鏡検査やバリウム検査と比較すると、苦痛が少なく安全に大腸を調べることができます。
検査の前に説明・前処置が必要なため前もって来院していただく必要があります。