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人間ドック・健診 検査内容の説明

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生理(血圧・心電図・視力検査・聴力検査・眼底カメラ・眼圧・肺機能)

血圧

 心臓が血液を体に送り出すときに血管に加わる圧力です。心臓が収縮し血液を送り出す時の
 血圧を最高血圧、拡張した時の血圧を最低血圧といいます。
 収縮期(最高) / 拡張期(最低)が130 / 85mmHg未満を「正常血圧」、120 / 80mmHg未満
 を「至適血圧」としています。時間や季節、肉体的・精神的な影響でも血圧は変動します。
 塩分の摂りすぎにより高血圧症となります。高血圧は動脈硬化を進め、自覚症状がなくても
 脳血管疾患や心臓疾患などを引き起こす可能性が高くなります。

 [基準値] (最高血圧)90~129mmHg (最低血圧)84mmHg以下
 

心電図

 心筋が動くときに生じる弱い電流の変化を読み取り、心電図の波形から心臓の異常を調べます。
 不整脈、狭心症、心筋梗塞、心肥大、虚血性心疾患などの心疾患の有無を調べます。
 

視力検査

 5mの遠距離視力です。裸眼視力、矯正視力を計測します。
 

聴力検査

 ヘッドホンから流れる音を聞いてもらいます。1000Hz(低音)は会話音域と同じ高さの音です。
 4000Hz(高音)は加齢と共に聞き取りにくくなり、難聴の早期発見につながります。
 聴神経腫瘍や耳垢などが聴力低下の原因となる場合もあります。
 

眼底カメラ

 血管障害の1つの指標として、眼底を観察して網膜・視神経の異常、網膜の血管の状態を調べます。
 目の病気のほか、高血圧、動脈硬化、糖尿病等による小さな血管の変化がわかります。
 

眼圧

 空気圧により眼球内圧を測定します。高値では緑内障、低値では網膜剥離などが疑われます。
 緑内障は高眼圧のために視神経の機能障害をきたす疾患で、放置すると最悪の場合失明する
 こともあります。

 [基準値] 5~21mmHg
 

肺機能

 肺から出入りする空気の量と速度を測定し、換気の状態を調べます。
 肺気腫や喘息などがわかります。
 <肺活量>肺の中にどれだけ空気を取り込めるか、肺の大きさを調べます。
      年齢と性別、身長から算出される標準値と比較します。
 <1秒率>全体の呼出量(勢いをつけて大きく吐き出した息)のうち、最初の一秒間で吹き出せた
      量の割合を測定し、気道や気管の状態を調べます。

 [基準値] (肺活量)80%以上 (1秒率)70%以上
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